五輪とて 色香も無けり 造花ゆえ

 驕りと無視の 仇花と咲き




老いぼれが 自ら絞める しわの首

  病院外交 付けの重さよ




民人は 地に苦しみて 生きるのに

  霞に隠れ 鯰は優雅に

        字余り




鯰らよ そなたの行くは 七厘の

  金網の上 覚悟はよいか




世のためと 命削りし 政治家も

 今は家業の 政治屋本舗




仁術と 敬われたは 遠い日か

  今は算術 ヤク中の民




おらが田に 水さえあれば それで善し

  下がそれ故 上は腐るぞ




幻の 優しさ求め 今人は

 爪を隠すや 牙を隠すや




鯰さん 心忘れて 福祉とか

 貧者を殺し 何をか言わん




闇ナベに 鯰を入れりゃ さぁ大変

箸の取り合う 戦が起こる


ナマズは美味しいですから♪










其の二
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