塾然り　予習復習　部活まで

楽じゃ無いよね　学生稼業




荒磯に　浜撫子の　咲きて在り

　淑やかなれど　心は強き




淑やかに　想いも強き　撫子は

そなたに眺む　理想のひとよ




潮騒に　彼のひとの夢　見て眠る

　撫子愛し　海よ荒れるな




暑いから　お月様まで　疲れてね

　お空に高く　登れないんだ




セッカ殿　そなたの声にゃ　品が無い

　　も少し風情　考え鳴けや




ガンガンと　照りつく太陽　情も無く

　　親の仇か　地上の皆




猪よ　今日はそなたと　知恵比べ

　捕るか捕らるか　いざ勝負せん




この暑さ　フライパンかや　我の里

　目玉焼きさん　気持ち分かるぞ




山の上　オラが汗など　流す故

　ふもとの村は　洪水だとか




暑や暑　誰か太陽に　飛んで行き

すだれを掛けて　来てくれないか




傾けど　尚も燃えるや　夏の陽は

　部屋の隅々　焼き尽くさんと




蝉鳴かず　蛍少なし　この夏よ

何かどこかが　おかしくないか




闘いの　火蓋は切って　落とされた

　　各々方よ　無事を祈るぞ



肉喰うは　抵抗無くて　持ち主を

　殺しゃ騒ぐぞ　勝手な輩




米さえも　命の在りぞ　それ喰らい

　私ゃ殺生　致しませんか




この世では　生きとし生ける　物ら皆

喰って喰われて　はい御仕舞いよ




陽が落ちりゃ　ボロピューターが　動き出す

　　　愛恋探し　戯れんとて




夕焼けに　染まる心よ　その頬よ

　触れし指さき　動かせもせず