ネジ花や 如何な恋すりゃ そのように

 身をよじりつつ 咲けるものぞや




月無くば 星を見あげて 咲く花の

   心の内を 想えば哀し




雨の中 ウグイス雪花 山に鳴き

  葦に騒ぐは 行行子かな




今朝もまた 里の夜明けは 山水画




里の野に 遊ぶ鳥らの 幸せよ

 居ながらにして 山水の中




里の朝 絵心あれば 描きたや

すべての景色 水墨画ぞや




托卵が 足りなかったか ホトトギス

  又もや里を 賑わし鳴くや



黄金なす 田の見物か 蜻蛉たち




驚くや どこから湧いたぞ このトンボ

  空を隠して ノンビリ浮かび




月も無く 星も隠れて この夜よ

  耳だけ残し 我は眠るぞ




雪花だけ 騒ぎし里の 日暮れかな




フクロウの 姿求めて 夜の山

 声を頼りに 行くは楽しや




アオバズク 森の賢者か その声よ

 教えを乞いに 会いに行きたや




深山や フクロウ探し 歩ければ

 木立を透かし 星は輝き




梅雨なれど 今宵は星の 出迎えよ

 月見の花も さぞ待ち居るや




老いの身に 夏の陽射しは 強すぎて

   木陰で眺む 若者の恋




蛍さえ 身を焦がし舞う この宵よ

羽根が有るなら 柵越えて




忙しや 雪花の恋は 分刻み

 昇って下り 息も絶え絶え


雪花って、
どうして昇ったり下ったりしながら飛ぶのでしょうねぇ。
余計に疲れると考えるのは浅はかでしょうかね。
ま、カニも考えて横に歩くと申しますから、
余計なお世話ですかねぇ。(笑)








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